楽譜からだけではけっして伝わらない、当時のヴァイオリニストや作曲家たちが追求した音楽の 「エスプリ(魂)」を伝えたい。
はじめまして。ヴァイオリニストの金関 環(かなせき たまき)と申します。主に関西を中心に、 ソロ活動、オーケストラのソリスト、ゲストコンサートマスターとして演奏活動を展開しております。
私は1981年に渡米し、アメリカ・ニューヨークにあるジュリアード音楽院にてジョセフ・フックス(1899-1997)に師事しました。私の祖父は人類学、父は考古学と家族に音楽家はおらず、幼少期に茶碗とお箸で「これがやりたい」とヴァイオリンの弾き真似をしたのがきっかけで、プロのヴァイオリニストになろうと決意したのは高校3年生の夏でした。
ピアノも弾けず楽典も英語も知らなかった私が、今こうしてプロ奏者として舞台に立っていられるのは、個人の伸びしろに重きを置いたジュリアードの教育方針と、日本人である私に19世紀のクラシック音楽が何たるかを耳や目のみならず、場合によっては嗅覚や味覚と五感をフルに総動員させて徹底的に伝えたフックス先生のおかげです。
50歳を過ぎて、これらのことをようやく後進の人たちに少しでも伝えたい、また帰国して日本の音楽業界に縁のないところから演奏活動を展開し日々学んでいることなども表現したいと思い、自分のヴァイオリン教室を持つ決意をしました。
もしご興味を持っていただいたなら、どうぞお気軽にお問い合わせいただけますと嬉しいです。