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2015.01.31

高瀬舟コンサートVol.3

年も明けて2015年は1月末日。ギリギリアウトなニューイヤーコンサートを行いました。

「明けましておめでとうございます~」とご挨拶するもビミョーなご反応で、選曲も「どこがニューイヤー?」なところが私らしい。C.P.E.バッハならぬ、T.C.K.(=トン・チン・カン)タマキでございます。 

 さておき、今回はピアニストに昨秋からお世話になっている大橋 邦康さんにお越しいただきました。非常に誠実なお人柄は音楽にもそのまま現れています。そうかと思えば、時に非常に大胆で、アンコールのモンティ:チャールダッシュなどは、楽譜を必要としないダイナミックなアレンジで、普段私のチャールダッシュをお聴きいただいている方には、全然違った魅力を放ったことと思います。ピアニストさんによって、こうも音楽が変わるものなのですね!

 この日のプログラムは、昨秋大橋さんと合わせてシックリはまったフランス作曲家の3作品・・・フォーレ、ラヴェル、サン=サーンスに、前回から続けているモーツァルトのヴァイオリンソナタ。今回はK.376のヘ長調。

 後でわかったことですが、このモーツァルトが弾くうちにツボにどんどんはまっていく感覚におそわれ、「あ~このままのテンションで最後まで弾きとおしたい!!!」と私も大橋さんも思っていたようです。こういう気持ちはお互いに通じ合うものなのですね。これも室内楽の真骨頂!

大橋さんにはソロ曲もお弾きいただいたのですが、日本ではフィギュアの浅田真央さんがこの曲を流して有名になったラフマニノフの「鐘」が圧巻でした。素晴らしい。。。

コンサートの告知期間が少なかったにもかかわらず、ご来場いただいた皆様の温かい雰囲気にはとても励まされました。次回は温かい季節に、窓の外の桜を眺めながら弾きたいものです。ご来場の皆様、ありがとうございました。 

大橋邦康さんのFacebookのページ:https://www.facebook.com/profile.php?id=100005037510568

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